施設園芸サラダ菜栽培

ジオバンク ミーンズ/メソッドの考え方
施設栽培のサラダ菜では、葉を早く大きくするだけでは十分ではありません。
窒素と水だけで軟弱に伸ばすと、葉色は出ても、葉肉が薄い、株元が締まらない、病害が出やすい、日持ちが悪いといった問題につながります。
一方、高温時に窒素の効き過ぎを恐れて水を切ると、根が弱り、葉焼けや生育停滞を招きます。
ジオバンク ミーンズ/メソッドでは、水を極端に切って生育を止めるのではなく、
土壌微生物で肥料を利用しやすくし、根からの吸収を整え、酵素による葉面散布でミネラル利用と代謝を支える
という考え方で、サラダ菜の健全な勢いを「葉の充実・色艶・食味・日持ち」へ導きます。
「土・野・菌・酵」の4本柱
| 柱 | 使用資材 | 主な役割 | サラダ菜栽培での目的 |
|---|---|---|---|
| 土(つち) | ペサージ | 有機物の発酵、優良堆肥づくり | 腐植と団粒構造を整え、保水性と排水性を両立 |
| 野(の) | サンパック | 前作残渣・残肥の分解を促す圃場処理 | 連作ハウスの土壌環境を次作へ切り替える |
| 菌(きん) | ズットデルネ | 有用微生物による根圏環境づくり | 発根・活着を支え、白根・細根の働きを維持 |
| 酵(こう) | リズム3 | 還元アミノ酸酵素による代謝の補助 | 葉の充実、色艶、食味、日持ち、環境ストレスへの対応を支援 |
4資材を一度に使うことが目的ではありません。
- 作付け前は「土壌を整える」
- 定植前後は「根をつくる」
- 生育中は「窒素に見合うミネラル利用を支える」
- 収穫前は「葉の充実と日持ちへ仕上げる」
という役割分担が重要です。
サラダ菜栽培で解決したい課題
1.連作による土壌疲れ
短期間で何作も回す施設では、前作根、残渣、未利用肥料、水分ムラが蓄積しやすくなります。
そのまま次作へ進むと、活着の遅れや生育ムラ、根傷みにつながります。
ペサージでつくった堆肥によって土の基礎体力を整え、作間にはサンパックで残渣や残肥の分解を促します。
その後、ズットデルネで有用菌を補い、次作の根が動きやすい環境へ切り替えます。
2.窒素過多による軟弱徒長
サラダ菜は葉を収穫するため窒素が必要ですが、窒素だけが強く効くと、葉が薄く軟らか過ぎる、株が締まらない、葉色が濃過ぎる、収穫後に傷みやすいといった状態になりがちです。
窒素を単純に止めるのではなく、リン酸・カリ・カルシウム・マグネシウムなどの働きとの均衡を見ながら、光合成と細胞づくりに利用させることが大切です。
3.高温時の根の機能低下
高温時には地温上昇や酸素不足で、根の吸収力が低下します。この状態で潅水量を急に減らすと、根はさらに弱り、葉焼けや萎れ、生育停止を起こしかねません。
根が吸えないときは無理な追肥を避け、換気・遮光・適正潅水で環境を整えながら、リズム3の葉面散布によって葉から直接、生育と代謝を支える考え方を取ります。
生育ステージ別の実践方法
| ステージ | 栽培管理 | ジオバンクの活用 | 観察するポイント |
|---|---|---|---|
| 前作終了後 | 残渣を細かく処理し、排水状態とECを確認 | サンパックで残渣・残肥の分解を促進 | 未分解根、塩類集積、臭い、過湿 |
| 土づくり | 完熟堆肥を施用し、深部まで通気と排水を確保 | ペサージで仕込んだ優良堆肥を活用 | 土の硬さ、団粒、保水・排水性 |
| 播種・育苗 | 過湿と徒長を避け、均一に発芽させる | ズットデルネとリズム3の薄い処理で根づくりを補助 | 胚軸の伸び、葉色、根鉢の白根 |
| 定植時 | 若苗を適期定植し、十分に活着水を与える | ズットデルネを中心に根圏へ処理 | 萎れ、根鉢からの新根、葉の立ち |
| 活着期 | 土を乾かし過ぎず、夜間過湿を避ける | 根の反応を見ながらズットデルネを継続 | 朝の葉勢、白根、株の揃い |
| 葉数増加期 | 窒素を効かせながら、換気と潅水を調整 | リズム3の葉面散布でミネラル利用と代謝を補助 | 葉色、葉肉、葉柄の長さ、株の締まり |
| 収穫前 | 過剰な追肥・潅水を避け、品質を整える | リズム3で色艶、葉の充実、日持ちを支援 | 葉先枯れ、軟弱化、重量、切り口 |
| 収穫後 | 残渣を速やかに処理し、次作へ備える | サンパックによる作間リセット | 根傷み、病害残渣、残肥 |
資材使用の基本目安
添付資料を基にした一般的な出発点です。圃場条件、作型、商品の現行表示を確認して調整してください。
ズットデルネ
- 定植時:1,000倍液を根鉢へ吸水、または定植後に株元潅注
- 活着後:300~1,000倍を目安に潅水または葉面散布
- 基本間隔:おおむね7日ごとの少量多回
- 殺菌剤との同時混用は避ける
- 土壌への殺菌処理後は、影響を考慮して投入時期をずらす
リズム3
- 葉面散布:500~1,000倍を目安に、葉が軽く濡れる程度
- 間隔:生育と環境ストレスを見ながら3~7日
- 定植時:1,000倍液による苗の吸水処理が目安
- 潅水使用:6,000~8,000倍が基本目安
- 原液同士を直接混ぜない
- 初回は薄い濃度、小面積から反応を確認する
サラダ菜は葉そのものが商品です。高温・強日射時の日中散布や、乾きにくい夕方以降の過剰散布は、葉焼けや病害の原因になります。
涼しい時間帯に処理し、散布後に葉が適度に乾く条件を選びます。
高温期の重要な判断
高温期に生育が強過ぎる場合でも、潅水を急に切って抑える方法には注意が必要です。
潅水を止める
→ 根圏が乾燥・高温化する
→ 根の吸収力が低下する
→ 気孔が閉じ、光合成量が落ちる
→ 炭水化物の生成が減る
→ 根と葉の体力が落ちる
という流れになり得ます。
対策の基本は次のとおりです。
- 潅水は一度に多量ではなく、根域の水分を確認しながら少量分施する
- 朝を中心に給水し、夜間の過湿を避ける
- 換気と遮光で葉温・地温を下げる
- ECが高い状態で追肥を重ねない
- 葉色が濃く軟弱なら、窒素追加よりミネラルバランスを点検する
- 根が機能しにくいときは、リズム3の葉面散布で一時的に支える
- 根が回復したら、ズットデルネによる根圏管理へ戻す
つまり、ジオバンクでは「水を切って勢いを止める」のではなく、健全な勢いを維持しながら、窒素中心の生育から、ミネラルを利用した葉肉・細胞の充実へ誘導します。
毎日の観察基準
資材を散布した事実ではなく、作物がどう反応したかを判断します。
- 朝、葉が立っているか
- 葉色が濃過ぎないか、淡過ぎないか
- 葉柄だけが長く伸びていないか
- 葉肉に厚みと弾力があるか
- 新根が白く、細根が発生しているか
- 株間で大きさが揃っているか
- 葉先枯れや縁腐れがないか
- 根圏が過湿、酸欠、または乾燥していないか
- 収穫後の萎れ、変色、切り口の傷みが減っているか
反応が弱い場合は、まず温度、水分、EC、pH、根の状態を確認します。
単純に濃度や回数を増やすのではなく、どこで吸収・転流・代謝が止まっているかを見極めます。
目指すサラダ菜
ジオバンク ミーンズ/メソッドが目指すのは、肥料を増やして葉を膨らませる栽培ではありません。
微生物による分解・溶解
→ 根からの吸着・吸収
→ 水分による養分の転流
→ 光合成・生合成による炭水化物の生成
→ 酵素による代謝と品質形成の支援
この一連の流れを整え、葉が柔らかいだけでなく、葉肉、色艶、食味、重量、日持ちが揃ったサラダ菜を、安定的に収穫することが目標です。
サラダ菜栽培で解決したい課題
1.連作による土壌疲れ
短期間で何作も回す施設では、前作根、残渣、未利用肥料、水分ムラが蓄積しやすくなります。
そのまま次作へ進むと、活着の遅れや生育ムラ、根傷みにつながります。
ペサージでつくった堆肥によって土の基礎体力を整え、作間にはサンパックで残渣や残肥の分解を促します。
その後、ズットデルネで有用菌を補い、次作の根が動きやすい環境へ切り替えます。
2.窒素過多による軟弱徒長
サラダ菜は葉を収穫するため窒素が必要ですが、窒素だけが強く効くと、葉が薄く軟らか過ぎる、株が締まらない、葉色が濃過ぎる、収穫後に傷みやすいといった状態になりがちです。
窒素を単純に止めるのではなく、リン酸・カリ・カルシウム・マグネシウムなどの働きとの均衡を見ながら、光合成と細胞づくりに利用させることが大切です。
3.高温時の根の機能低下
高温時には地温上昇や酸素不足で、根の吸収力が低下します。この状態で潅水量を急に減らすと、根はさらに弱り、葉焼けや萎れ、生育停止を起こしかねません。
根が吸えないときは無理な追肥を避け、換気・遮光・適正潅水で環境を整えながら、リズム3の葉面散布によって葉から直接、生育と代謝を支える考え方を取ります。
生育ステージ別の実践方法
| ステージ | 栽培管理 | ジオバンクの活用 | 観察するポイント |
|---|---|---|---|
| 前作終了後 | 残渣を細かく処理し、排水状態とECを確認 | サンパックで残渣・残肥の分解を促進 | 未分解根、塩類集積、臭い、過湿 |
| 土づくり | 完熟堆肥を施用し、深部まで通気と排水を確保 | ペサージで仕込んだ優良堆肥を活用 | 土の硬さ、団粒、保水・排水性 |
| 播種・育苗 | 過湿と徒長を避け、均一に発芽させる | ズットデルネとリズム3の薄い処理で根づくりを補助 | 胚軸の伸び、葉色、根鉢の白根 |
| 定植時 | 若苗を適期定植し、十分に活着水を与える | ズットデルネを中心に根圏へ処理 | 萎れ、根鉢からの新根、葉の立ち |
| 活着期 | 土を乾かし過ぎず、夜間過湿を避ける | 根の反応を見ながらズットデルネを継続 | 朝の葉勢、白根、株の揃い |
| 葉数増加期 | 窒素を効かせながら、換気と潅水を調整 | リズム3の葉面散布でミネラル利用と代謝を補助 | 葉色、葉肉、葉柄の長さ、株の締まり |
| 収穫前 | 過剰な追肥・潅水を避け、品質を整える | リズム3で色艶、葉の充実、日持ちを支援 | 葉先枯れ、軟弱化、重量、切り口 |
| 収穫後 | 残渣を速やかに処理し、次作へ備える | サンパックによる作間リセット | 根傷み、病害残渣、残肥 |
資材使用の基本目安
添付資料を基にした一般的な出発点です。
圃場条件、作型、商品の現行表示を確認して調整してください。
ズットデルネ
- 定植時:1,000倍液を根鉢へ吸水、または定植後に株元潅注
- 活着後:300~1,000倍を目安に潅水または葉面散布
- 基本間隔:おおむね7日ごとの少量多回
- 殺菌剤との同時混用は避ける
- 土壌への殺菌処理後は、影響を考慮して投入時期をずらす
リズム3
- 葉面散布:500~1,000倍を目安に、葉が軽く濡れる程度
- 間隔:生育と環境ストレスを見ながら3~7日
- 定植時:1,000倍液による苗の吸水処理が目安
- 潅水使用:6,000~8,000倍が基本目安
- 原液同士を直接混ぜない
- 初回は薄い濃度、小面積から反応を確認する
サラダ菜は葉そのものが商品です。高温・強日射時の日中散布や、乾きにくい夕方以降の過剰散布は、葉焼けや病害の原因になります。
涼しい時間帯に処理し、散布後に葉が適度に乾く条件を選びます。
高温期の重要な判断
高温期に生育が強過ぎる場合でも、潅水を急に切って抑える方法には注意が必要です。
潅水を止める
→ 根圏が乾燥・高温化する
→ 根の吸収力が低下する
→ 気孔が閉じ、光合成量が落ちる
→ 炭水化物の生成が減る
→ 根と葉の体力が落ちる
という流れになり得ます。
対策の基本は次のとおりです。
- 潅水は一度に多量ではなく、根域の水分を確認しながら少量分施する
- 朝を中心に給水し、夜間の過湿を避ける
- 換気と遮光で葉温・地温を下げる
- ECが高い状態で追肥を重ねない
- 葉色が濃く軟弱なら、窒素追加よりミネラルバランスを点検する
- 根が機能しにくいときは、リズム3の葉面散布で一時的に支える
- 根が回復したら、ズットデルネによる根圏管理へ戻す
つまり、ジオバンクでは「水を切って勢いを止める」のではなく、健全な勢いを維持しながら、窒素中心の生育から、ミネラルを利用した葉肉・細胞の充実へ誘導します。
毎日の観察基準
資材を散布した事実ではなく、作物がどう反応したかを判断します。
- 朝、葉が立っているか
- 葉色が濃過ぎないか、淡過ぎないか
- 葉柄だけが長く伸びていないか
- 葉肉に厚みと弾力があるか
- 新根が白く、細根が発生しているか
- 株間で大きさが揃っているか
- 葉先枯れや縁腐れがないか
- 根圏が過湿、酸欠、または乾燥していないか
- 収穫後の萎れ、変色、切り口の傷みが減っているか
反応が弱い場合は、まず温度、水分、EC、pH、根の状態を確認します。
単純に濃度や回数を増やすのではなく、どこで吸収・転流・代謝が止まっているかを見極めます。
目指すサラダ菜
ジオバンク ミーンズ/メソッドが目指すのは、肥料を増やして葉を膨らませる栽培ではありません。
微生物による分解・溶解
→ 根からの吸着・吸収
→ 水分による養分の転流
→ 光合成・生合成による炭水化物の生成
→ 酵素による代謝と品質形成の支援
この一連の流れを整え、葉が柔らかいだけでなく、葉肉、色艶、食味、重量、日持ちが揃ったサラダ菜を、安定的に収穫することが目標です。
なお、ジオバンク資材は温度・潅水・施肥・換気・病害虫防除を置き換えるものではありません。
病害虫については登録農薬をラベルどおり使用し、資材の具体的な倍率・混用可否・収穫前使用についても、最新の商品表示とエポックジャパンの指導を優先してください。
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今後とも…エポックジャパンをどうぞよろしくお願い致します。
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