農事暦 R6年/3~4 – 5月度 チカラのモーメント

野菜作り酵素「リズム3 & 葉っぱ根」微細 還元アミノ酸(酵素溶液)
土作り微生物「ズットデルネ & Pro」有用微生物群 培養液(菌体)

農事暦は、東京の正午月齢を基準に国立天文台が提供している資料を参考にしています。

・潮汐は、月齢を基準にして、掲載しております。
 (満月と大潮の日が、必ずしも一致するとは限りません。)
・生育リズムの充実期は、小潮から大潮へ向けて。
 伸長期は、大潮から小潮へ向けて表記しています。
・樹液の上下については、満月前の若潮の日から上部集中期、新月前の若潮の日から下部集中期として参考にしています。



花, 野菜の管理、畑作業の目安を立てたりなどに、ご利用いただければ幸いです。

次回は、月中旬から月末頃に、次月分の農事暦を公開する予定です。

植物の生理 生態的 特性を活性化

生理生態学における重要な手法・概念を紹介

植物は生存, 成長, 繁殖するために様々な資源を必要とします。

1)植物体の構造やエネルギーの源となる炭素は、大気CO2から葉で行われる光合成で同化されます。

2)光合成には光エネルギーが必要です。

3)炭素以外にも窒素やリン、その他約20種類の元素も必要です。
(これらの元素は無機栄養塩として根から吸収されます)

4)水も重要な資源です。
  水は、光合成における有機物合成にも必要ですし、植物体の(乾燥重量ではなく)生重量の半分以上を占めるという意味でも重要です。

それ以上に重要なのが、葉からの蒸散による損失の補填です。

光合成で、CO2を大気からとりこむには、気孔を開く必要があり、その際に水蒸気が「しかたなく」出ていきます。

獲得された資源は維管束を通って他器官に運ばれ、そこで生命活動の維持や、新たな組織を作るために利用されます。

太陰 太陽暦(月齢と潮汐)で、周期的に潅水(液肥投入)生長調整剤(酵素の葉面散布)の施用で、窒素コントロールを行う栽培法です。

効率的な栽培管理によって、無駄を省き,歩留まりよく、高品質に多収穫を目指すことを目的としています。

新月の頃に糖度計を使って、生長点に近い葉の糖度と最下葉の糖度を比較すると、その差が開き気味になり、花の糖度も低い傾向です。

硝酸イオンメーターで測定すると、高めの硝酸値を示し、栄養生長傾向であることがわかります。

逆に満月の頃は、生長点と最下葉の糖度差が縮まり、花の糖度は高めになります。

硝酸イオンは低めの値を示し、生殖生長傾向なのがわかります。

慣行農法は、養分が不足すれば化学肥料を与え、土壌が固くなれば耕起を行い、病害虫が発生すれば殺虫剤や殺菌剤を散布し、雑草が養分や日光を競合すれば除草剤を散布するという技術である。
(詳細は、https://epoch-japan.jp のブログコンテンツで)

月や太陽の引力
(地表に起潮力が働き、海には潮汐“チョウセキ”が生じる)
地球に及ぼす太陽の引力は、中緯度地方において地面を30cm程持ち上げ、海面は約1m上昇させるスケールです。

新月と満月の時期
( 太陽,地球,月が同一に並ぶ )は、太陽から受ける起潮力が最大になるので、満潮時の海面は一層上昇(大潮)し、地球にはより大きなチカラが働きます。

農業で経済活動において、効率性, 作業性が重視されることから、単位面積当たりの収穫量を短期間に増加させ、大きさや外観品質, 食味を向上させるための栽培技術が発達し、育種もそれを前提に行われてきた。

引力(重力の強弱)よる生理現象について

新月時には、月と太陽の引力、満月時には、月のみ(重力は地球と太陽)が影響して、オーキシンの極性移動にも関わります。

新月時には、頂芽で濃く根端では薄い。

満月時には逆に、頂芽で薄く根端で濃い。

茎部で重力に、敏感なPINタンパク質等が存在する。

月の引力の影響を受ける可能性のある植物の活動や成長、葉の上下運動, 樹木の幹の太さ, 樹木の幹の含水量、根の伸長率などの、周期的な変化と月の引力の変動との関連性が議論されています。

 オーキシン濃度に応答する細胞の伸長

根と地上部 (胚軸,茎) では、細胞の伸長のための至適オーキシン濃度が異なり、地上部(胚軸,茎) で伸長生長を促進するオーキシンの濃度では、 根では伸長成長を阻害すると考えられています。

このオーキシンの極性輸送は、植物の維管束で発現しているPINタンパク質が、細胞の基部側 (茎全体での根元側)に局在して、オーキシンを 一方向に輸送しています。

以上のように、地球の重力に応答して植物のオーキシンの輸送が変わり、組織特異的にオーキシンの濃度を制御する現象が知られています。

月の動きが植物生長に作用し、植物の生理機能や生長に働いていることは明らかです。

野菜作り土作りは、チカラのモーメント

満月は、生殖生長 満月の時に種は根が先に出る

満月の前に種を蒔くと、小ぶりのがっちりした苗が出来る

満月のころに防除すると、よく効く 種まきは月齢10日から月齢15日(満月)まで。(根量が増える)

満月は、生殖生長になりやすく芯止まりしやすいので窒素を効かせる

満月に害虫が孵化するので、その4日後程度に防除する(農薬を1 回で済ませる)

満月は、発芽を早める

満月ときに葉と花の著しい生長が見られる

満月から新月にかけて根菜類を植える

果菜, 子実野菜は、満月の3日前(月齢12日頃)に播種する

上弦から満月の間は、果菜類の収穫に適している(瑞々しく食味がよい)

上弦から満月までの収穫は、運搬による痛みが出やすい

下弦から新月までの収穫は、運搬に適している

貯蔵するものは、下弦の月に収穫するのがよい(病害虫の被害を少なくする)

新月は、栄養生長 移植, 定植は、月齢24日から月齢29日(新月)まで。活着がよい

新月は、栄養成長になりやすく徒長しやすいのでリン酸, カリを効かせる

新月から満月にかけて、葉物野菜や実のなるものを植える

新月に病気が発生しやすいので、その数日前に防除、葉面散布を行う

葉物(葉を食用とする野菜)は二十六夜に播種する

葉物を三日月に播種すると花が早く咲き、葉に歪みが生じやすい(レタスには顕著)

生態系の炭素循環による植物生理生態特

 生理と密接に関係しており、大きな種ほど,細胞の表面積:体積比, 増殖速度, 光合成量子収率, 光合成の光利用効率, 同化数, 生体量あたりの呼吸は小さくな り,逆に栄養塩取り込みの半飽和定数, 最小セルクオタ, 沈降速度は大きくなる。

植物の生理生態についての理解は大いに進んできたが,形態と生理の関係性に密に裏打ちされているからである。

植物の生理 生態的 特性を活性化

生理生態学における重要な手法, 概念を紹介

植物は生存, 成長, 繁殖するために様々な資源を必要とします。

1)植物体の構造やエネルギーの源となる炭素は、大気CO2から葉で行われる光合成で同化されます。

2)光合成には光エネルギーが必要です。

3)炭素以外にも窒素やリン、その他約20種類の元素も必要です。
    これらの元素は、無機栄養塩として根から吸収されます。

4)水も重要な資源です。
  水は光合成における有機物合成にも必要ですし、植物体の(乾燥重量ではなく)生重量の半分以上を占めるという意味でも重要です。

それに重要なのが、葉からの蒸散による損失の補填です。
植物は蒸散したくてしているわけではありません。

光合成でCO2を大気からとりこむためには気孔を開く必要があり、その際に水蒸気が「しかたなく」出ていきます。

獲得された資源は維管束を通って他器官に運ばれ、そこで生命活動の維持や、新たな組織を作るために利用されます。


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